日能研の中吊り広告

電車で携帯を見ていない人が、怪しく感じる。とても失礼な話なのだが、イヤホンもせずスマホも見ていない、寝てるわけでもなく、窓の外を見ているわけでもなく、ただ一点を見つめている人がもし電車で目の前にいたとしたら、その人は怪しい人である。と感じる。暴論に見えるかもしれないが、実際電車で周りを見渡して欲しい。案外いないはずである。私もせいぜいスマホの充電が切れた時くらいだ、ぼーっとすることがあるとすれば。さて、そのような事態に陥った場合、電車での時間の潰し方といえば、電車の広告を見ることである。日能研は私立の小学校だか中学校の入試問題を掲載している。あの広告は効果があるのだろうか。凡人的な考えならば、塾の広告を作るとして、塾生の確保を目的とした場合、金額であったり、講師、授業風景なんかを記載する気がする。それでもって、合格の2文字をでかでかと真ん中にもってくるだろう。

 子供の親の気持ちになってみる。小学2年生の子供がいる。字は汚い。コロコロコミックの幼稚な絵を見てケラケラしている子供がいる。少し我が子の行く末が心配になる。満員電車で広告を見る。難解な問題文をよむ。うちの子にこんな問題解けるのかと心配になる。塾に行かせようってなるほど良い広告かもしれない。